いばらきミニバレー協会発足１年を経て

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いばらきミニバレー協会
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　会長　　斉藤孝治

　　2011年4月　いばらきミニバレー協会は船出して一年をむかえました。
　2回目の協会交流会を目の前にした3.11、東日本いや日本全体を
　巻き込む大震災が発生しました。

　　この震災で被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。
　幸いにも協会員およびそのご家族に大きな被害はありませんでしたが、
　交流会は予定していた体育館が被害を受け中止にいたり、震災被害の修理、
　電力不足等で各所の体育館が使えず、各団体ともに練習が出来ない状況が
　続きました。

　　震災直後の毎日の報道で、被災していない自分も被災した気持ちになり、
　気持ちが落ち込み、更に練習ができなくなると体のリズムが大きく狂って
　しまいました。
　被災した方々のことを考えればスポーツができないことくらいなんでもあり
　ません。しかし、動ける自分も立ち止まってしまいました。

　　ある寒い日にTV番組を見て大笑いし、暖房もつけていないのに体が熱く
　なり、溜まっていた何かが解消された自分に気がつきました。
　やはりミニバレーで大笑いしながら汗を流すということは、私たちにとって
　重要な生活の一部であったことを再認識した瞬間でした。
　
　被災していない自分たちが先ず前に進み心を健康にしなければ、できる
　支援もできないのでは、とも考えるようになりました。

　　震災後1ヶ月半を過ぎ、徐々に練習場が使用できるようになり、場所を確保
　できない他団体もそこで合同練習をするような状況になってきています。
　この非常時に近隣での相互協力ができたということは、協会活動を通して
　大きな絆ができたものと感じています。
　また、協会設立の目的のひとつでもあった、ミニバレーを茨城県に広めるという
　ことについても、今年度からつくば市の新しい仲間が加わることになり
　１年目にして大きな成果をあげることができました。

　　今後も協会員、そして各地の皆様の協力を得てミニバレーの種を撒いて
　いきたいと考えています。

　　いばらき協会もまだまだ歩き出したばかりです。
　今後とも皆様のご支援、ご指導を心よりお願いいたします。